飼育の仕方



普通体型メダカの特徴

背びれ、尻びれ、尾びれが背骨を中心に 上下対称ではない形をしています。
尾びれが三角形なのが特徴


青幹之メダカのオスとメス

オスの特徴

背びれの後方付け根部分に切れ込みがあります。
尻びれの形は平行四辺形でヒレの先がギザギザしています。
メスに比べて大きい。

メスの特徴

背びれは先が丸みをおびていて、オスの様な切れ込みはありません。
尻びれは台形でオスの様にヒレの先がギザギザしていません。
オスに比べて小さい。



ヒカリ体型メダカの特徴

背びれ、尻びれ、尾びれが背骨を中心に 上下対称の形をしています。
尾びれがひし形なのが特徴です。

楊貴妃ヒカリ透明麟メダカのオスとメス

オスの特徴

背びれと尻びれは、同じ形で平行四辺形をしています。
背びれの後方付け根部分に切れ込みがあり、ヒレの先がギザギザしています。
メスに比べて大きい。


メスの特徴

背びれと尻びれは、同じ形で台形をしています。
背びれ、尻びれの先が丸みをおびています。オスの様な切れ込みはありません。
オスに比べて小さい。



飼育容器

容器ならどんなものでも構いません。水深がある容器より口が広い容器のほうが向いています。
空気に触れる面積が多い分、多くの酸素が水に溶け込むからです。

我が家ではコンテナ、左官用トロ舟、発泡スチロールケース、火鉢 等で飼育しています。


火鉢の楊貴妃メダカ  発泡スチロールケース

   100円ショップのトレー   トロ舟の東天光メダカ 



飼育水

井戸水、またはカルキを抜いた水道水で構いません。(PH7前後)
一般的に、飼育密度は1リットルにつき1匹と言われています。慣れてくると小さな容器でもたくさん飼育可能です。
繁殖をさせるには、1リットルに1匹ぐらいが良く産卵しています。



底床

容器にはなるべく底砂を敷いてください。水槽の演出するためだけではなく、
バクテリアなどの微生物の棲みかとして大切です。
底砂に繁殖したバクテリアや微生物によって、底に溜まったメダカの排泄物や餌の食べ残しなどの
有機物を分解してくれて、水が浄化されます。

我が家では「園芸用の赤玉土(硬質)」を使用しています。
普通の赤玉ですと水洗いの時砕けてしまい、長持ちしません。

硬質赤玉 小粒  



 エアー(酸素補給)

メダカは本来、浅い沼地、水田などの流れのあまりないところで生息しています。
酸素を補うためには空気に触れる部分が広い容器や水草を入れたほうが
メダカにとってより良い飼育方法だと言えます。

我が家では数多く入れ飼育する容器にはエアー、濾過フィルター使い
酸素の補充、水質悪化を抑えています。



飼育場所

メダカを育てるには、太陽の光は大切で日光の良く当たる場所を選び容器を置きます。
日光に当てることにより、丈夫なメダカに育ち、健康な状態を保てます。

屋外飼育の場合は、夏場の暑い時期 水温が上がりすぎる場合がありますので注意が必要です。
そのような場合は、「よしず」や「すだれ」などで、日陰を作り水温を下げる工夫をしてください。

屋内の水槽飼育でメダカを横から見れるのも魅力です。
しかし、屋内では光が不足しがちです。光不足はメダカが病気になりやすくなります。
屋内で飼育する場合は、蛍光灯などで光を補ってください。

メダカが生きられる水温の目安は2℃〜38℃ぐらいですが高温での飼育はなるべく避けてください。
メダカが活発に活動する水温は25℃ぐらいです。
ダルマメダカを増やしたい場合は少し高く、29℃〜30℃ぐらいが良いようです。

庭先に置いている発砲ケース



エサ

エサの与える回数: 夏はメダカもよく活動しますので、1日2〜3回、
春や秋は1日1回、食べ残さない程度を与えてください。
冬は水温も下がりメダカの活動も鈍くなり冬眠に近い状態になる為、餌を与える必要はありません。

エサは市販のメダカの餌で結構です。食べ残しは水質悪化の原因となります。




水替え

冬場: 水温が低い時冬場は、メダカはほとんど活動しません。
餌を与えないため、排泄物も少なく、水質悪化の心配はあまりないので
メダカが水底でじっとしているような冬場の時期は水換えの必要はありません


春から秋(特に夏場): 問題はメダカが活動を始める春から秋、特に夏場は水温も高く
メダカも活発に活動します。その分、餌もよく食べ排泄物も多くなります。


食べ残しや排泄物が、水中でアンモニアというメダカにとって非常に有害な物質を発生させます。
アンモニアを分解してくれるのが、水中に存在するバクテリアなどの微生物です。
バクテリアは底床や濾過機中の ろ材やスポンジなどを棲家とします。


しかし、バクテリアの繁殖にはある程度時間がかかりますので、
水槽をセットしたては注意をしてください。
見た目は澄んだ透明な水であっても実際にはアンモニアが発生していることもあります。
食べ残しが出ないようにエサを与え、こまめに水換えをおこないます。


水替えの頻度:  目安としては、週に一回、容器の3分の1位の水を交換してください。
水温は合わせてあげてください。
(環境や入れている魚の数などによって異なります。)




産卵(繁殖)〜孵化

産卵温度: 水温20度以上・日照時間14時間以上になりオス、メスの相性がよければ産卵します。
オス1匹、メス1匹でも相性が良ければ交配しますが、
効率よく繁殖させるには最低、オス、メス合わせて10匹はいた方が良いようです。
オス、メス同じ匹数より、メスの方が少し多い方が良いみたいです。

産卵にはホテイアオイ、シュロなどを入れておくと良く産み付けます。
孵化するとすぐに親に食べられてしまいますので、産み付けると親から放し別の容器に移します。

我が家では人工の産卵床を作り産卵させ 産卵後2〜3日の間に採卵しています。


採卵した卵を種類別に管理

100円ショップの小さいトレーで卵を管理


孵化日数: 一般的に、孵化までの日数はは「水温×日数=250」と言われております。

稚魚は産まれて4〜5日は餌を食べません。
それ以降は市販の餌をすりつぶし、粉餌にしてあげてください。


孵化したてのピュアホワイトメダカ

泳いでいても目だけが目立ちかわいいです。


種類によりますが、孵化後しばらくはこのような育て方をしています。

トレーで稚魚の管理

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